■□家庭用ミシン/故障・修理FAQ
FAQ(Frequently Asked Questions)=よくある質問(よく聞かれること) です。
急にミシンが縫えなくなった。 原因 TOP 5
1)上糸を換えた時、上糸の掛け方(通し方)を間違えた。
2)ミシン針が曲がっている。
3)ミシン針を交換の時、取り付け(表裏)を間違えた。ミシン針の種類が違う。
3)ミシンを手で回したりしていたら、上糸が天秤(スリット)から外れた。
(特に逆回しは駄目)
4)オートデクラッチのミシンで、下糸巻状態になっている。
5)ボビンケース(またはボビン)を入れていない。
(番外1)糸調子が悪い=水平カマで、ボビンの入れ方が間違っている。(※)
(番外2)糸調子が悪い=下糸がボビンに、きれいに巻けていない。(だめな例)
注意!:糸や布をかんでミシンが止まった場合ー絶対手で回してはいけません。
手の力は強いので、ギヤ山をつぶしたり、ベルトを飛ばしたりします。
原因を取り除いて、スムーズに回ることを確かめてください。
出来ない時は、修理に出しましょう。
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オートデクラッチ:下糸巻の時にハズミ車のネジをゆるめたのが、自動になった物
ミシンの故障の修理で、良くある事例を集めました。
これなら自分で出来ると言うことには、トライしてみてください。
「ミシン糸・針・油・ボビン・ボビンケースの話」
「ミシン針・糸・布の関係」
も参考にしてください。
お求めやすいミシン「さわざきミシン」の通信販売ミシン店
ミシン / 故障・修理?
ご注意下さい!!
「ミシン修理、出張して500円調整」には、ご注意ください。
普通、修理の出張料は2000円以上します。(OA機器だと非常に高い)
これら格安のミシン修理は、セールスへの足掛かりに利用している場合があります。
すぐに「修理するのに3〜5万円掛かる。新しいミシンを買った方が良い」ということになります。
勧められるミシンは20〜30万円のミシンです。
ご注意下さい!!
ミシン針の粗悪品が出ています。100円均一など格安品は使ってはいけません。
オルガンミシン針を使いましょう。(偽物に注意!)
突然(急に)ミシンの調子が悪くなりましたか?
こういう時は、上糸と下糸をミシンから外します。完全に。
とにかくミシンに糸(上糸も下糸も)が付いていないようにします。
ボビンケースの場合は、ボビンも出して外してください。
ミシン針を新しいものに交換します。
下糸をセットします。
上糸をセットします。
さあ、縫ってみてください。
縫っている時「ブツブツ」と音がする時は、ミシン針の先が痛んでいます。
ミシン針が「コツン」とどこかに当たった時は、すぐ取り替えましょう。
縫っている生地も傷みますよ。
注意!!カマに糸を絡ませる縫い方は、極力避けてください。
カマのギヤは樹脂製になっていますので、壊れますよ。
ちょっと自分で DIY,and so on.
水平カマ分解方法や、その他注意点など
●Q1 目が飛んで縫えない。
■ミシン針の取り付け方が間違っている。
ミシン針には、表面と裏面があります。
(表面=針取り付け部が丸い方 裏面=針取り付け部が平たい方)
表は、針の穴から上の方に細い溝があります。
(裏は、針の穴のすぐ上が、少しへこんでいます)
表面を、正面手前になるように、きちんと止まるまで差し込んで止めてください。
(左の方からボビンケースを入れるミシンは、表面が左の方になるように取り付けます)
針棒の中心(センター)の溝をめがけて取り付けてください。
■ミシン針が曲がっている。
ミシン針を、正面からと、横からと見てください。
少しでも曲がっているように見えたら、ミシン針を取り替えてください。
(特に、針の穴のすぐ上が前後に曲がりやすいので、横から注意して見てください)
■ニット地にはニット用ミシン針を使ってみる。
■ミシン針が粗悪品である。
オルガンミシン針を使いましょう。
百円均一などメーカーのわからない物は、絶対に使ってはいけません。
■ミシン針の種類が間違っている。
家庭用ミシン、職業用ミシン、ロックミシンでは、使用するミシン針(種類)が違います。
種類が違うと縫えませんし、他の部分が痛みますので、正しい針を使いましょう。
ミシン針などのページを参考にしてください。
■ミシン針が細い。
ミシン針を少し太い物に換える。
■糸が絡(から)んでから縫えなくなった。
針を換えて、糸を掛け直して縫ってみてください。
直らない時は、修理へ。針棒の位置やカマの位置が狂っている場合もあります。
●Q2 糸がカマにすぐ絡(から)む・噛む。カマにぐるぐる巻き付く。
縫い物の裏側に、糸がぐちゃぐちゃに出ている。
■上糸を指で押さえて、縫い始める。
■上糸の掛け方が間違っている。
■上糸が天秤から外れている。(スリット天秤は外れやすい)
上糸を完全(糸コマごと引き抜いてしまう)に外し、もう一度掛け直します。
必ず、押さえを上げて糸を掛けてください。
大まか 糸コマ−>上糸調子−>天秤(上下に動くところ)−>針穴 の順
「N」の字の右上からなぞる順序(または「И」の字の左上からなぞる順序)
■上糸調子が弱すぎる。または、効いていない。
上糸調子を、適正に合わせる。
糸調子に中に上糸が入っていないか確かめる。(押さえを上げて上糸通しをする)
糸調子の中に(ゴミ)が入っていたら掃除する。
■上糸調子の皿がくっついていて、糸調子が効かない。
押さえを上げ、糸調子皿に、小ドライバーなどを差し込み、皿を分ける。
■ボビンが合っていない。変形している。
ボビンの種類が合っているか確かめる。(ボビンはメーカーによって違います)
ボビンが変形していないか確かめる。
■水平釜にゴミがたまって、糸がくぐらなくなっている。
自分で掃除をする自信のない時は、修理に出しましょう。
(DIY・水平カマ分解(責任持てない) ジャノメ ブラザー)
■職業用ミシンで上糸が切れる。(家庭用でも”工業用釜”使用ミシン)
釜の油切れの場合が多いです。
少し手で回すとレールみたいに見える所に、ミシン油を1滴注します。
■カマに傷が付いている。カマの位置が狂っている。
修理に出しましょう。
●Q3 針が折れる。
■針が細い。
使用しているミシン針が細い。
#14=普通の縫い物。キルティング、カバン、袋物、シーツ、ズボンなど。
#11=薄地の縫い物。ワイシャツ、ブラウス、ニット地など。
#9=裏地、絹地など。
■針の取り付け方が間違っている。
針を取り付ける所に、正しく(突き当たるまで入れて)取り付ける。
注意点=針の表裏の確認。針棒の真ん中に取り付ける。
■ミシン針の種類が間違っている。
家庭用ミシン、職業用ミシン、ロックミシンでは、使用するミシン針(種類)が違います。
種類が違うと縫えませんし、他の部分が痛みますので、正しい針を使いましょう。
ミシン針などのページを参考にしてください。
■カマのタイミングが狂っている。
修理に出しましょう。
■針を正しく取り付けて、手でゆっくりミシンを回した時、どこかにミシン針が当たる場合は、修理に出してください。
●Q4 縫い目の調子が悪い。糸が切れる。
■ミシン針の番手と、使っている糸が合っていない。
ロー引き糸は糸調子を合わせにくいので、なるべくシャッペスパンミシン糸を使いましょう。
#14=60番、50番、40番、30番、80番、90番、ファインミシン糸など。
#11=60番、80番、90番、ファインミシン糸、絹ミシン糸など。
#9=90番、80番、絹ミシン糸、ファインミシン糸など。
細い針ほど合わせにくくなります。
※参考「ミシン針・糸・布の関係」
■上糸と下糸の種類が違う。
上糸と下糸の種類を合わせる。
どうしても違う場合は、なるべく上糸で調子を合わせる。
■布地とミシン糸が合っていない。
薄い布に太い糸を使うと、きれいな直線になりません。
布地に合ったミシン糸を使いましょう。
※参考「ミシン針・糸・布の関係」
■上糸のセットが正しくない。
上糸を掛け直す時は、糸をミシンから完全に外して、糸コマを付ける所から始めてください。
必ず、押さえを上げた状態で上糸掛けをしてください。
(押さえを下げて上糸を引っ張り、糸調子が効いているのを確認すること)
天秤に正しく掛かっていることも確認する。(スリット天秤は外れやすい)
糸調子ダイヤルは、「標準」か「自動」か「(数字の)4(くらい)」に合わせる。
■下糸のセットが正しくない。
水平カマ=ボビンを正しく(糸を引っ張ると左に回ること)入れる。
カマの溝に正しく糸を掛ける。
ボビンの種類が合っているか確かめる。
ボビンが変形していないか確かめる。
参考(ジャノメミシン)
ボビンケース
=ボビンを正しく(糸を引っ張ると右に回ること)入れる。
糸調子は、ボビンを入れてぶら下げて「落ちなくなる」所と言われるが
家庭用の場合、もう少し強い方が良い。引っ張って多少抵抗があるくらい。
(新品の家庭用ボビンケースのそのままの糸調子で良い=少し強め)
(職業用(DB)は、落ちる(か落ちない)くらい)
ボビンの種類が合っているか確かめる。
ボビンが変形していないか確かめる。
ボビンケースが変形していないか確かめる。(特に職業用(DB))
新しいボビンケースとボビンに換える。
※下糸はきれいに巻きましょう。※参考
※家庭用と職業用とではボビンケースの糸調子が違います。
家庭用=新品のボビンケースのそのままの糸調子で良い=少し強め
(家庭用で全回転ボビンケースの場合は、メーカーによって異なる)
職業用=ボビンを入れてぶら下げて「落ちなくなる」所
■ミシン針の種類が間違っている。
家庭用ミシン、職業用ミシン、ロックミシンでは、使用するミシン針(種類)が違います。
種類が違うと縫えませんし、他の部分が痛みますので、正しい針を使いましょう。
ミシン針などのページを参考にしてください。
■ミシン針が粗悪品である。
オルガンミシン針を使いましょう。
百円均一などメーカーのわからない物は、絶対に使ってはいけません。
■ゴミを掃除しましょう。
取扱説明書に書いてあります。元通りに出来ないと思ったら止めておきましょう。
針板を外して、送り歯やその周辺のゴミを掃除する。(ゴミ)
垂直半回転カマ=大カマの隅、中カマの中と軸の根本、カマ蓋のゴミと汚れを取り除く。(参考)
ボビンケースの中(隅と軸の根本)のゴミを取り除く。
掃除が済んだら、ミシン油を1滴(注し過ぎ注意)。
水平カマ=中カマを外し、その下のゴミを取り除く。
(DIY・水平カマ分解(責任持てない) ジャノメ ブラザー)
■どうしても糸調子が合わない。
修理に出しましょう。
●Q5 縫っている時、ガチャガチャと大きな音がする。
■カマに糸が挟まっているか、ゴミが溜まっている。(ゴミ)
ボビンケースを使うミシンでは、カマにゴミなどが溜まっていると、
大きな音がするか、動かなくなります。
ボビンケース、カマ蓋、中釜を外し、掃除をして注油し、逆順に組み付ける。(参考)
使用説明書に書いてあります。
水平カマミシン=針板を外して中カマを取り出し、その下のゴミを取り除く。
(DIY・水平カマ分解(責任持てない) ジャノメ ブラザー)
■カマ(垂直半回転・垂直全回転)の油切れ。
カマを掃除して、ミシン油を1滴注します。
(ボビンケースを使う垂直(半回転。全回転)釜使用ミシン)
■送り歯にゴミが溜まっている。(ゴミ)
これは、針板を外さないとわかりません。
針板を外してゴミを取り除き、元の様に組み付けます。
■ミシン油ぎれ。
ミシン油が切れています。注油してください。
注油する所は、使用説明書に書いてあります。
■ミシンの部品を外したりしたくない。
修理に出しましょう。
これ以外の原因の場合もあります。
縫えないなど他にも不具合のある時は、修理に出しましょう。
●Q6 縫い物を送っていかない。送りが悪い。
■送り量(送りダイヤル)が、「0」になっている。
ダイヤルを適当な量に合わせる。(直線縫いで「2」から「3」くらい)
■押さえ圧が掛かっていない。
押さえ圧の調節出来るミシンは、きちんと圧が掛かっているか確かめる。
昔の「ピョコン」と上がるものは、きっちり押し込んでおく。
■送り歯が上がっていない。
送り歯を上げ下げ出来るミシンは、送り歯が上がっているか確かめる。
針を一番上に上げると、送り歯は針板から覗いていますか?(1oくらい)
■送り歯の間にゴミがたまっている。(ゴミ)
よく使う人や、綿ぼこりの出やすい布をよく縫う人は、送り歯にゴミがたまります。
針板を外し、送り歯の間のフェルト状に固まったゴミを取り除く。
(押さえを外すと掃除がしやすいです)
針板の裏も拭き、きちんと元通り取り付けます。
■押さえ棒の油が切れている。
押さえ棒が出ている所に注油し、押さえを2・3回上下させます。
■押さえ棒の位置が狂った。
修理に出しましょう。
■送りカム変換装置などの故障の場合があります。
分からなかったら修理に出しましょう。
■コンピューターミシンは電源を入れないと縫えません。
●Q7 ミシンの回転が重くなった。ミシンが動かない。
■天秤部の油切れ。グリスの固化。焼き付き。
天秤部や針棒に注油。参考:注油箇所(モナーゼ)
■垂直半回転釜の場合、釜のゴミ、油切れ。
中釜を外し、掃除、注油。送り歯や周辺も掃除。。
■全回転釜の場合、釜に糸の食い込み。油切れ。
釜に食い込んだ糸を(手で逆回転させて)除去、注油。決してネジ類は外さないこと。
無理と思った時は、修理に出しましょう。
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