さわざきミシン
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これは、私の日々思ったことを書いてみます。
たぶんに主観的なもので、良くも悪しくも澤崎勉が考えたこと、思ったことです。
「それは違う」などと思うことがございましたら、メールでもください。
ご意見は、メールでどうぞ。
大規模集客施設(イオン)の話題は、「ZAKIの雑記のイオン反対ページ」へ
8月15日 いよいよVistaをメインにしましたよ。メールの移動に一苦労しました。
ホームページアップのお試しです。
今日は暑かった。入れ替えた元のPCが暑さでいかれる寸前だ。
早く元のように使えるようにならないと、困ってしまう。
8月13日 先日、久しぶりにPCを組んだ。Vistaで。まだメインで使えるようにはなっていないが、そうするつもりだ。
しかし、なかなかちょっとが手強い。今までWin2000が主だったから。
使えるようになれば、また5年以上は使うから、今更XPでもないだろうし。
普段使っているソフトが使えるように出来たら、移行しよう。
5月30日 福井新聞3面・23面に最終判断の詳細が載った。商工会議所での記者会見と、鯖江市への最終判断提出の記事である。
商工会議所によると、イオン出店計画が出た当初は、地元商業界の大半が賛成意見を占めていた、らしい。
本当か?(地元商業界が当初「高岡イオン」を見に行ったらしいが、イオンSCだけ見て帰って来たらしい)
地元商業界=鯖江市内の商業者、でしょうな?
誰の事を「大半」と言っているのか知らないけれど、賛成していないだろう。「大半さん」がいたのか?
確か、鯖江市商店街連合会が、鯖江市へ反対する意見書を出したと聞いているが、嘘だったのか、出していないのか。
商工会議所が、鯖江市へ首を差し出したとも受け取れる事態だ。
イオンの出店について「良くない」って事は、3月に出た「商業まちづくり推進委員会」の最終答申に、その理由と共に書かれている。
「商業まちづくり推進委員会」の最終答申が、一部の者しか読めないのも問題だと思う。商工会議所のホームページにUPするべきだと思うが、どうか。なぜ反対なのかわかると思う。
我々商業者が反対するのは、「売上が減り、店を維持できなくなる」という理由が一番だと思う。だから反対すればいいのであって、他に難しい理由付けをする必要はない。「努力すれば、何とかなる」という次元の問題ではない。地元の商店なんぞ、手をひねられる赤子である。
お店屋さんは、自分の生活を守るために、イオン出店を反対しよう。
ここらの商店街を「人も通らん様な、なも無い店ばっかりで、イオンが出てきて、のなっても時代の趨勢でいいんではないの」とのたまう御仁がいるが、よけいなお世話だ。「なも無い」事はない。何でもあるのだが、お客様がわからないだけだと思う。あるいは、わかろうとしないからだ。
商店街や商店も努力すべきだと言われるが、宣伝専門の要員とかがいないので、思うようにならないのが現状だ。
5月29日 本当は昨日の続きを書こうと思っていた。が、イオンの事。
今日、商工会議所の「商業まちづくり推進に関する最終判断」が出た(らしい)。NHKの地方報道で知った。
そこで会議所は、イオンの出店に対して「賛成、反対の判断をしない」そうだ。すべて市長に判断にまかせる、という事だそうだ。
3月26日に「商業まちづくり推進委員会」の最終答申で、明確に「(イオンは)推進できない」とあったはずだ。
なぜ、商工会議所(会頭)は、鯖江市(市長)に判断をまかせたのか。商工会議所は、商業者だけのものではないにしても、会員たる商業者に不利な判断をしてもいいのか。それとも、会員を犠牲にしてもいいから、(賛成する)鯖江市で判断してくれ、ってことか。何のために「商業まちづくり推進委員会」まで設置して答申を出してもらったのか、理解に苦しむ。
5月28日 25・26日東京へ行ってきました。
25日は馬喰町と日暮里の繊維問屋街へ行きましたが、あいにくの雨であまり回れませんでした。いろんな布地を求めていたのですが、東京では小ロットで簡単に手に入るのは、恵まれているなあと思います。やはり見に行って買い込むのがいいとはわかりますが、大阪・東京では、なかなか出かけられないです。近くに、種類と価格で選べる所があるといいのに、地方では無理でしょうね。
昼は豚しょうが焼き定食、夜は天ぷら定食を食べました。リーズナブルな価格でした。
26日はデザインフェスタへ行きました。とりあえず重い荷物は、東京駅のロッカーへ。新橋からゆりかもめに乗って「国際展示場正門」へ。田舎者が初めてゆりかもめに乗りました。鉄道と違い、走行音が小さいです。車窓から見える東京は、高層ビルの固まりですね。ニョキニョキと、まさに「林立」しています。海を渡って行く島は、巨大な人口島(埋め立て地)です。高速道路もあり、それなりに自然(作られた)もあり、建物は巨大なものばかりです。「東京ビッグサイト」に着いたばかりから、疲れたような気分です。OPEN30分前に着き、エントランスに。もう並んでるじゃないですか。30分も並ぶのは嫌ですから、当日券を買いまして、外へ。ジュースを飲んで待ってました。しかし、でかい建物です。ノコギリのオブジェがあります。
その内に時間になり戻ってみると、行列が3倍ほどになっているではありませんか。動いてはいるのです。結局は後ろの方に並ばないといけませんでした。進んでいく内に、隣にも行列が。ああ、当日券売り場へのものでした(買っておいて良かった)。
2月5日 富山県高岡市訪問記
昨日高岡へ行ってきました。市内(駅前)と、イオン高岡を歩いてきました。高岡市は、人口18万人、面積209kuあります。鯖江市は人口6.8万人、面積85kuです。人口、面積とも約2.5倍の規模の市です。
まず、駅前ですが、末広町商店街、末広坂商店街、御旅屋通り商店街などを散策。
11時頃でしたが、駅から左側の歩道を北の方に歩いていきました。が、通りのこちら側にも向こう側にも2〜3人しか人影が見あたりません。店屋もほとんどシャッターを閉めています。日曜定休日だったのか?2〜300m歩くうちで、5〜6軒程しか開いていません。
ずーっと歩いていって末広坂商店街(ここはまだ開いているお店の割合が多かった)に行き、毛糸屋さんに入りました。少し話を聞きましたが、やはり若い人はイオンの方にいってしまうらしい。もうお年寄り中心のお客様しか来ないという事でした。
通りを渡り、向こう側に行きましたが、その時赤い路面電車が通っていきました。そこを戻り始めて、ボタン屋さんに入りました。ここもやはり日曜日という事もあるのか、お年寄りのお客様ばかりでした。そこでは、他にないオリジナル商品で商売をしていました。
お昼過ぎになり、そこを失礼し、御旅屋通り商店街の中華そば屋で昼食を取りました。そこの通りも大和デパートがあるにもかかわらず、通る人はかなり少ない状態でした。そこから駅の方に戻ったのですが、先程よりは人通りも多くなっていましたが、こちら側も向こう側もそれぞれ十数人という感じでした。
さて、イオンへですが、高岡駅からバスで行きました。ほとんどシャトルバス状態で、5〜6分ごとに発車していました。乗車賃は片道160円です。これではみんなイオンへ行ってしまうはずです。そのバスも、途中にバス停はあるのですが、誰も下りる人はなく、皆イオンで下りました。そのバスも、イオンの駐車場をぐるりと回り、イオンの正面入口あたりのバス停に止まりました。驚きです。これは商店街にとって、たまらないでしょう。
また、入ってびっくり、人があふれています。両側に店が並んだ通りが1階と2階にあり、専門店が135店と、ジャスコ食品スーパーと衣料品スーパーがあって、ここでもう商店街です。高岡のどこよりも大きい。いくら何でもこれには太刀打ちできない。3,600台といわれる駐車場が満杯でしたので、家族出来ていて、平均2.5人とすると、これだけで9,000人来ています。バスなどで来ている人もいますので、もっと多い10,000人以上がイオンに入っているのです。当然お客様の入れ替わりがありますから、日曜日には数万人(十数万人以上か?)が訪れる事になります。
訪れる人は、11時頃に来たら昼食を食べ、買い物やウィンドウショッピングやゲーム、映画で楽しみ、夕食まで食べて帰宅する、という1日が過ごせる場所です。ホームセンターもあるし、趣味に関する物もかなり揃う場所です。良い事ずくめのようですが、すべてお金がかかります。(駐車場が無料というだけです)大きな駐車場がありますが、ほんそばでなければ車を止めてからかなり歩かないといけません。街の中だと、その店のほんそばに駐車できないと「駐車場がない」といわれますが、ここでは何百m歩いても「駐車場がある」となるのでしょうね。
飲食店街のある入口から1時頃入ったのですが、それぞれの飲食店の回りに入店を待っている行列がありました。多い所では50人以上が待っています。イオンでは待てるのですね。それにしても通路(というより道路)は人波であふれていました。それにしても通路は長い。1階、2階とも中央の通路は200m以上あります。建物自体が長さ350m程(幅130m程)あると思うので、高岡駅前の末広町商店街が二つ(1階と2階)あるのと同じです。その様な街(商店街)が、徐々にではなく一時に出来たのですから、高岡市街の影響は甚大だったと思います。
イオンに2時間ほどいて、高岡駅に戻り、そこから商店街を見ましたが先程と同じように閑散としていました。それから福井に戻り、福井駅で途中下車しました。午後5時頃でしたが、プリズムや西武前通りには人がいっぱい歩いていました。高岡とは大分違う様子でしたが、そこを少し離れると人通りは寂しくなります。福井駅前も早く工事が終わればいいと思いました。
(追補:以上はあくまで日曜日の印象で、商店街は日曜日定休だった可能性があります。未確認です。)
(追補2:少し調べたら、水曜定休が多いみたいです。しかし鯖江とよく似ていて、月、火、水、木、日曜定休とバラバラで、問題だと思います)
2月2日 どうも4〜5時頃になると、注意力が落ちてくる。
車の運転も荒くなるようで、注意が必要だ。仕事からの帰りに、ひやっとしてけれど、そんな事の無い様にしたい。
久しぶりに雪が降ったが、道にはほとんど無かった。楽なだけに気を付けたい。
反省!
2月2日 今更だけど、CK1200(CK1100もだと思う)からボタンホールの出来ていく順序が代わった。
これは良いと思う。縫い目の進み方が普通の方向(↓)になって、自然だ。(布はの↑方に動く)
しかし、これからはCK1100,1200だなあ。安心して薦められる。
CK1200は、いわゆる上下送りだ。上下間で差動も出来る。おもしろい機構だ。
高いだけのことはあると思う。
良いミシンがほしい人に、積極的に薦めよう。
まあ、少し大きいので、場所がある人向けだけど。
2月2日 大規模集客施設(イオン)の話題は、「ZAKIの雑記」へ引っ越します。
1月26日 以下の話題は一時休止しますが、内容は随時書き換えるかも知れません。
1月26日 以下に鯖江市長の「イオン出店問題」に関する意見がある。
所信表明-第360回鯖江市議会定例会(平成18年12月1日表明)
http://www.city.sabae.fukui.jp/pageview.html?id=3558&m=1
ここの中程に、大規模集客施設の出店計画に付いての記述がある。
『さばえ.jp』百さんのブログ
2006年12月12日 20時26分42秒 今日は、市議会一般質問初日でした。
http://ameblo.jp/hyakuo/entry-10021485574.html
2006年10月04日 23時06分11秒 商工会議所との朝食会
http://ameblo.jp/hyakuo/entry-10017894552.html
2006年09月13日 18時09分31秒 9月議会一般質問を終えて
http://ameblo.jp/hyakuo/entry-10016994021.html
これらを読むと、始めに「イオン出店ありき」の前提でのご意見だと思われる。
せっかく相手からの申し出で、良いイメージのあるイオンモール(ショッピングセンター)が出来るので、回りは反対せずに同意してほしいのではないか。はっきりと「イオン出店に賛成」と表明されているわけではないが、市長は賛成意見をお持ちなのだろう。
所信表明の内容からすると鯖江市内部の「回り」とは、地元地係の人の了解・鯖江商工会議所の出店容認の方向性の二点だろうか。
鯖江商工会議所=「商業まちづくり推進委員会」であろう。
鯖江商工会議所の「商業まちづくり推進委員会」のメンバーは7名である。
以下でメンバーや会の進み具合が報告されている。
鯖江商工会議所会報
2006年10月発行 第559号(1面)http://www.sabaecci.or.jp/public/img/kaihou/06-10-01_060929150839.pdf
2006年11月発行 第560号(2面)http://www.sabaecci.or.jp/public/img/kaihou/06-11-02_061115084752.pdf
2006年12月発行 第561号(2面)http://www.sabaecci.or.jp/public/img/kaihou/06-12-02_061130175715.pdf
2007年01月発行 第562号(2面)http://www.sabaecci.or.jp/public/img/kaihou/07-01-02_070105122729.pdf
しかし、簡単な報告で詳細はわからないままだ。
商業者としてのメンバーは、個人の意見だけではないのだろうね。「こういう事があるんだが」って他の意見を求める会議など開いているのだろうか。その会の長は、その会が選んだ人だから、長の言う事は会の意見だから、別に新たに会議などしないで良いのか。そういう理屈が通るなら、商工会議所でも商店街でも会議の必要はないということになる。長というのは代表であるから、所属している会員の意見を広く聞いてから、代表会議に臨むべきだと思う。
次いでイオンというものも調べてみた。高岡で約13万uの敷地には、建築述床面積約11万u、店舗部分約8.5万uの店舗が建っているようだ。
参照http://www.aeon.info/news/newsrelease/200208/0808-1.html
商業施設面積が約6.5万uというのは、事務所や倉庫を引いたからなのか、わからない。8.5万uというと事務所、倉庫を入れて35坪(約115u)の店が約740店分の街が出来る。仮に1500uのスーパー10店あったとしても、115uの店610店分である。スーパーの数が少ないという意見もあるだろうが、現在の鯖江の店舗数とそれほど変わらない数字だ。店舗面積でも、現在の鯖江市中の小売店の合計以上になるものが出来て良いはずがない。そんなもの比べても意味がない、という意見もあるだろうが、これは大変なことなのだ。鯖江の小さい店は消えても良いんじゃないかってほどなのだ。
ちょっと視点を変えて、大型店のワイプラザ鯖江店と比べよう。ワイプラザは8800uらしい。ということは、一時に市内に10軒のワイプラザが建つということに等しい。
参照http://www.city.sabae.fukui.jp/bin/001736-01-1.pdf(鯖江市商工業の概要)
以上、この話題は鯖江(とその近辺)以外では、あまり興味がなさそうなのと、あまり考えがまとまらないので一時休止。
1月23日 商店街の問題点
イオンショッピングモールには反対だけど、今の商店街にも問題があるのだよ。
1)多くの商店街があり、意思の統一がしにくい。本町通り近辺には、本町商店街振興組合、古町商店街、寺町商店街、公園口商店街、駅前商店街、御殿商店街、中央商店街、西鯖江商店街などがある。これらの他に販売促進事業組合の鯖江商業協同組合がある。狭い所にこれだけ商店街があり、個別に活動をしているのは、ものすごく不合理だと思う。
2)定休日がバラバラである。月曜、火曜、水曜、木曜、土曜、日曜、祭日と、誠にバラエティに富んでいる。これではお客も集まらない。私の経験では、日曜日、とりわけ晴れた日曜はまるっきりお客様が来ない。いっそのことみんな日曜に休めばいいのにと思う。それでも日曜が一番忙しいお店もあるだろうから一概には言えない事情もある。しかし個店の事情はあるだろうが、真剣に考えないといけないことだ。
3)鯖江商業協同組合がしているポイント事業に参加していないお店が多い。アルプラザやヤスサキもポイントカードをしている。まあ、実質的な値引きだから参加に抵抗があるか、組合費など負担がおとましいかだろう。自店のポイントカードをしているとか、今参加している店がきちんとポイントを出していないとかの理由で、参加を見合わせているお店がある。同業者といっしょじゃ嫌だってのもわかるし、ポイントなんて役に立たないと思っているお店があるのも知っている。しかし、不参加のネガティブな(後ろ向きな、消極的な)理由付けは引っ込めておいて、一度参加し活動してみたらいいのにと思う。
4)イベントや活動にしても、とにかく出費を嫌がる傾向がある(と思う)。補助金だけではいけないよ。だいたい参加意欲が湧かないだろう。自腹を切ってイベントや活動をしないと、真剣にならないし責任感もなくなってくる。何かしよう、してほしいと思ったら、少しは負担しないといけない。私などは、店を開いている時にイベントにスタッフとして参加することが余程負担になるのだが、どうか。
間違っていることもあるだろうとは思うが、思いついたまま書いていくことにする。
1月23日 アップし忘れてた。
ついでに読み返すと、なんかまとまってないなあ。いつかきれいにまとめるか。
あまりしつこいと、やぶ蛇かなあ。
1月22日 イオン出店問題−続き
ショッピングセンターが出店となると、既存の商店(街)に必ず言われることがある。
「大きなショッピングセンターが来たから売上が下がるのではない。努力すれば影響はない」とか「既得権にあぐらをかいていても駄目だ。もっと新規開拓をするなり、NETで販売するとか、いくらでも伸ばす余地がある」という様なことだ。しかし、ここ(鯖江の商店街)に店を構えているからには、地元の方に買っていただきたいわけで、NETで売ったりセールスに歩くために構えているわけではない。そんなんで良いなら、店はいらないわけで、商店街なんていらないことになる。それに努力って言っても、みんながみんなできるわけでもない。
考えてみれば、ショッピングセンターだってお客様に来てもらっているのだ。決してNETで販売しているわけでもなく、その中の店をほっぽいてセールスに歩いているわけでもない。ショッピングセンターは売れて当たり前、お前ら(既存の商店街のお店)は負けないように努力しろ、って間違っていると思う。金さえあれば何でもできる、ってやつだ。
既存のお店にとって後継ぎ問題もあるが、商売でやっていけなくなると後を継がないわけで、今の代限りで止める所がほとんどになるんじゃないかと思う。中心市街地はなかなか大変なことになっている。若い者が郊外に家を建て、残った年寄りが亡くなるとその家自体がじゃまになり、壊して空き地になっている。街の中の小学校は子供が少なくて、1学年2クラスか1クラスかっていっているのに、郊外の小学校は子供があふれ増築までしている。巨大ショッピングモールの出現は、これに拍車を掛けることになる。
なんべんもしつこいが、イオンモール出店には反対である。
1月18日の福井新聞(16,17面)に、『イオン』の見開き2面にわたる巨大広告が載った。
イオンはこの様に役立っていますという、まさに消費者に「地域に役立つ、とても利益になる設備だから、みんなで賛成してね」って思いこませる広告だ。「こんなにいい物で社会に役立つのだから、早く造らせて下さいよ」ってことだろうね。まるで町中の商店街(商店)が役に立っていないかのように思わせてしまう。
1月11日付の福井新聞(23面)に、鯖江市長の発言が掲載されていた。
「地権者や市民、商工会議所の判断、意向を尊重したい」と述べられているが、もしイオンが出店した場合に一番影響を受ける商業者は関係ないらしい。商工会議所の判断=商業者の判断とされるのか?商工会議所は商業団体の長の判断は聞いたかも知れないが、その判断が個人の意見か商業団体の大勢の意見かはっきりしてほしい。商工会議所は、一度反対の表明をしたと思うが、どうか?まあ、商工会議所の会員は、工業者も含まれるから、商業者の反対だけでは「反対」できないのかも知れない。
「『商業のまち』への転換という方向性は無視できない」とはどういうことか?年間販売額600億円程(そのうち新鯖江ショッピングセンターが80億円程(H14)である。食料品が300億円弱になっている。各商店街の販売額の合計は100億円にも満たない(H14))の所へ、年間売上200億円をめざすショッピングセンター(イオン、高岡イオンモールと同程度か?)を持って来ようというのである。既存商店街への影響がないはずがない。鯖江市の統計で、既存商店街の販売額は、平成11年から14年でほぼ20%下がっているのである。さらに3年間で下がっていると思われるが、そんなところへ巨大なイオンが出てきていいのか?イオンの全売上が市外から取れるのか?
「市民の意向を尊重し首長として最終判断を下したい」とあるが、地元の商店街の商業者は「市民」の対象に入っていないのだろうか。商店街の商業者は少数派だから、市民の大多数には負けるだろう。当たり前の話だ。地場産業が大切なことはもちろんである。しかし、地元の商店街が廃っていくのは容認できるのか。
「一番の障害は、近隣自治体との広域調整。市のまちづくりを支援するのが知事の仕事。単なる商業調整でなく、まちづくりという視点に立って調整、判断してほしい」とある。市長が「一番の障害」というからには、「イオンに出店してほしいが、近隣市町村が反対しているので、知事には「まちづくり」という視点で「出店OK」と判断し、調整してほしい」ということだろう。もう決まっていることなのか?市長の「まちづくり」では『中心市街地』は新しいイオンショッピングセンターなので、これを中心に『商業のまち』を造ることだろうか。また、我々鯖江市の商業者という内部からの反対は無いという認識なのだろうか。
私は、イオンが出店することに反対である。
太字部分は、2007年1月11日付福井新聞23面から引用
1月7日 イオンモールの鯖江出店問題について
私は、イオンショッピングモールが鯖江及びその近辺に出来るのは反対である。鯖江市本町の商店街で小売店を営んでいる私にとって、その様な超大型ショッピングモールが出来るのは、死活問題である。鯖江市の商業統計でも、既存の商店街が平成11年から14年にかけて、ほぼ20%売上が減っている。(新鯖江ショッピングセンター(アルプラザ鯖江)はその間36%増加している)14年以降もまた減っている(ほぼ同じように20%程と思われる)ことだろうと思う。それに所属商店街でも、最近(平成18年)3店舗程閉店(廃業)もしくは予定である。そんな中、その様な大きなショッピングセンターが出てきて、我々の売上が減るということには、絶対反対である。これを認めることは、商売を止めることに等しい。
ただ気になるのは、商業者でも一部に「ただ反対のための反対では、消費者の理解が得られない」とか「我々も一人の消費者だから、そう反対する物でもない」という意見があることだ。もう商売を諦めているのだろうか。反対のための反対で何が悪いのか。商店街のほとんどがシャッターを閉めて(廃業)もいい、とは思わないだろ。(開き直っているんじゃないよ)
いくら鯖江市が補助をして商店街イベントをしようが、焼け石に水で、全く効果がないだろう。商店街活性化のイベントもやっているが、それも店主などが不在になるようでは、返ってマイナスになるかも知れない。店もやっていてのイベントならいいが、店を閉めて参加するのは本末転倒だろう。イベント以外に「活性化」を考えられないのもどうかと思うが、何かないだろうか。